私が「終わりへの旅」を決めたことには、いくつかの理由があったのです。
最後に、それらをひとつずつご説明してゆきたいと思います。
最初は『ハントの変化』について。

小雨が降っていたので、大きな口の中から失礼します(笑)。
ここは石岡市にある『常陸風土記の丘』。

これは『獅子頭展望台』といって、「石岡のおまつり」に巡行する獅子頭を日本一の巨大サイズで作ったものだそうです。
2F部分が展望台、そして3F部分が展示スペースになっています。
雨が止んだタイミングで口の中からエスケープ!

そもそも『ハント』とは、インドア派だった私が外出するようになるきっかけだった。
私だって生きていれば、それなりにストレスもプレッシャーも感じるものなのですよ。
週末、家に閉じこもっていたら精神的に病んでしまいそう・・・。そんな私を『ハント』は救ってくれたのです。
ハント - 週末は気分転換に外出!

おっと、また雨が降ってきました。
復元された会津民家で雨宿りしながらお話ししましょう。

そんなストレス対策の外出を、家族同伴で行っていました。
次第にそれが楽しくなった。滅多に家族サービスなんてしない昭和な私が、少しだけ家族サービスしている気分になった。
その当時、家族も週末は忙しくなく、基本的には私の『ハント』に付き合ってくれました。
家族でいろいろ出かけられるのは今しかない! - そんな気持ちもあり、週末のお出掛けは定例イベントになりました。
近場ではあるけれど、綺麗な景色を見たり、持参したお弁当や外食を楽しんだり。
この頃が私のハント全盛期だったなぁ。
でも、この時間は有限であることがわかっていた。

時は過ぎ、子供の成長と共に変化する週末事情。加えて、私にも生活の変化が訪れる。
子供が忙しくなれば、当然親も忙しくなる。
しかしながら、私は生活環境上の問題もあるが基本的には武骨な昭和の男なので、家庭の仕事は一切しない。
自身もパートで仕事をしながら、子供の塾や部活動の送り迎えから学校関係、自治体関係の仕事を妻は一手に担うようになる。

たまの休みは、「ハント」よりも友達とランチに行ったり、ライブに行ったりすることが楽しくなる。そりゃぁ、そうだ(笑)。だって、私の「ハント」はご存知のように地味な場所で花を見て、普通は入らないようなマイナー店で食事をすることなのですから。

そんな気持ちの変化を、私は「良かった」と思っています。
本当に楽しい時間が過ごせる友達がいて、興味があることがあって、
妻が平日の大変さを忘れるような時間が過ごせるなら、私は心から応援したいと思っています。
家族それぞれが大切な時間を持つようになった
そうなると、私のハントは今までと方向性が全く変わってきます。
週末は基本的に単独行動、家族の思い出を作るということから、単に趣味として写真を撮るという行動に変わってゆきました。
そしてその写真に対する思い入れも、今までの「ブログの挿絵」という位置づけから変化し、本気で「追及したい存在」へと変わりました。

子供の成長に伴う変化はちょっとだけ寂しいことですが、それは親も成長できるチャンスなのだと思いました。
なら、それならば、過去の『ハント』という流れを断ち切ろう!無理やり今までの流れに当てはめることなど無意味。
私も新しい門出に立つ
どんな方向に変化するのかわかりませんが、少なくとも今までの枠組みを引きずるのではなく、
今の、これからの自分に最適な姿を見つけてゆきたいと思っています。
これが、私が「終わりへの旅」を決めた理由のひとつ - 『ハントの変化』です。
私のキャラクタ性からは矛盾のある言葉も使いましたが、終わりに向けて"本音"を書いたつもりです。
常陸風土記の丘茨城県石岡市染谷1646
0299-23-3888
ありがとう。