『消えゆく足尾銅山』と題してお送りしたシリーズ。
今回の掲載をもって最終話としたいと思います。

足尾探求は生涯続けてゆく覚悟ですが、ひとまず区切りをつけましょう。
区切りとなる最終話は、もちろん製錬所を訪ねたいと思います。

足尾本山駅を確認し、古河橋付近から製錬所を見渡す。
相変わらずの無骨なスタイルに息を呑む。

しかし、ここで栃木ハンターは気がついたのです。
ノスタルジックが永遠で無いことに・・・。
製錬所の建物が無い!!!
サティアンのようにそびえていたあの建物。
ボロボロでフレームだけになった建物が、もう無くなっていました。
残っているのは保存が決まっている幾つかの設備と・・・

あの煙突だけ。
亜硫酸ガスを撒き散らし、松木村を廃村に追い込んだあの煙突。

この無縁石塔に合祀されている旧松木村の無縁仏達は、煙突だけになった製錬所の姿をどう思っているのだろうか。
それを感じるためには、旧松木村を訪ねるしか無い!
・・・と思いましたが・・・。

いやぁ~メチャクチャ寒そう。
この寒さの中で一人松木村まで歩いて行ったら、私自身が無縁仏になってしまいそう。

あの先に、旧松木村が存在する!
・・・ということだけお伝えして、詳細は
こちらのブログでご確認ください。
2年半ぶりに訪れた足尾。
こんなに変わっているとは・・・正直驚きました。
特に、製錬所が無くなっていることには本当に驚き、思わず仕事中の写真仲間にメールしてしまったくらいです。
ノスタルジックの生存期間は有限。
もっと頻繁に、そして定期的にハントしないと!
そんな危機感を感じた一日でした。
///おまけ
行きは清滝経由でしたが、帰りは『県道15号鹿沼足尾線』を使うことにしました。

この道路も本当に美しいんですよ!
山も奇麗だし、紅葉も素晴らしい。

常に幻想的な風景を見せてくれる県道15号鹿沼足尾線。
その美しさが、ハンター達の足を、再び足尾に向けているのかもしれません。
それでは最後は「
らんばらしょうぎ」風に閉じたいと思います(笑)。
今シリーズもお付き合い頂きまして、有難う御座いました(ペコリ)
それでは、そろそろ
ごきげんよう、さようなら~~~!