栃木県から3,000kmの世界 - 広州。とても綺麗な国ですよね。
でも、近くで見ると微妙に湾曲している橋や、発展途上のハリボテが目立つ国。
そんな風景を下から眺め、俺は苦笑いを浮かべる。

小籠包を見立てたピンクの帽子を被り、飾りのない広州の街に身を委ねる。
The Last Guangzhou - そうだ、終わりにしよう
思えば、私にとっての広州は、5年前の記憶を辿っているに過ぎない。
過去の楽しかった時間を思い出し、記憶の中に身を委ねることを楽しんでいるに過ぎない。
一番重要な今を、ちゃんと見ているとは言い難い旅
街も変わったけど、当時バカ騒ぎしたハント仲間たちの事情も変わる。
子供が生まれたり、結婚が予定されていたり・・・。
この必然的な流れを受け入れ、過去の記憶に別れを告げよう!
さようなら 広州
(思ひでの桂林より)もし、再びこの土地を訪れることがあるとしたら、その時は全く新しい広州の魅力と向き合おう!
世界はたったひとつ - 重要なことは環境ではなく、自分自身なのだから。
キュゥイイィィィ・・・ンッ!

背中に決意を固め、表情で感謝の気持ちを浮かべながら、
俺は帰りのハンタージェットの中へと消えてゆく。
さよなら広州!そしてまだ見ぬ広州へ!やがて、ハンタージェットは雲の中へと消えてゆく。
大きな決意だけを、この土地に残して・・・。
* * *『The Last Guangzhou』というテーマでお届けしたこのシリーズ、いかがでしたでしょうか?
相変わらずシリーズモノが下手で恐縮です。。。
国を超えた思い出があることは幸せだけど、それに固執することはハンター的にNG。
常に新たな発見を求めて、空間を彷徨ってこそプロのハンターと言えるのだと思っています。
また、どこかの国でお会いしましょう!
謝謝!ありがとう。