朝は路面に雪が残っていて、通勤が大変でしたね。
帰りはすっかり溶けて、ほっと一安心。
そんな火曜日は、ずっと行ってみたかった『真壁のひなまつり』をご紹介しましょう。

ここは茨城県桜川市真壁町。
江戸時代から明治、大正に建てられた蔵や門など多くの文化財が存在する由緒正しき街なのです。
その真壁町が、お雛様を媒体として訪れた人々をもてなすイベントが『真壁のひなまつり』。

真壁の古きよき街並みの中には、さまざまな時代に造られた雛人形が飾られています。
美しい - 雛人形の持ち主達は大人になっても、変わることのない人形達の美しさ。
(※大人になった女性が美しくないと言っているわけではありません)

大切に保存されている雛人形達。
衣服の色は褪せても、決して色褪せない美しさがあります。

真壁の街にも、同様に色褪せない美しさが存在するのです。
壁に書いてある文字を「T」と読んだ人は修行が足りません。これは「〒」- 旧真壁郵便局です。

真壁の街は、この郵便局を中心に広がっていると言っても過言ではありません。
旧真壁郵便局は、真壁の象徴的存在。
「真壁のひなまつり」開催中、街は人々で埋め尽くされます。
注意してください!ここは
歩行者天国ではありません。
歩行者天国と勘違いし、街並みハントを楽しんでいると車に跳ねられます。

味のある時計店。
後継者を失った日本中の「味のある店」は、恐らく10年以内に姿を消すでしょう。
10年後、残った店は「チェーン店」と「流行ラーメン店」くらいなものでしょうか。
だから栃木ハンターはマイナー店をハントしているのです。
それが『今しか味わえないものだから』。

そんな時代の移り変わりも、優しく包みこんでくれるような笑顔。
雛人形の美しさには、そんな優しさも含まれているように思えてなりません。

この街の変化を、移りゆく時代の流れを。
誰よりも見つめてきたのは彼女たちなのだから。

明治時代、さらに昔の「真壁」。
見ることができるなら、栃木ハンターだって見てみたい。

でも、それは叶わぬ夢。
だからこそ、人々は古き良き姿を残す真壁に、それを映しだすような雛人形を見にやってくるのだと思います。

「新しいものが美しい」と思っている人は、是非『真壁のひなまつり』を見るべきです。
「新しいもの」は「綺麗」なだけで、『美しい』とは限らないのです。
それを真壁の雛人形達が教えてくれるはずです。

そしてさらに、美しさは「目」で見るものではなく「心」で感じるものだということも。
ハンター妻も美しい人です!・・・心でね(笑)。
真壁のひなまつり展示期間は平成23年2月4日~3月3日です。是非足を運んでみてください。
セットで美味しい食事を求めているなら「
龍神麺」をお勧めします。
