『
中国 広州で暮らす日々』からの転記
栃木ハンター、広州市内は自由に動けるようになったのですが、広州市の外には行ったことがないのです。
『列車に乗って、どこか遠くに行ってみたい。』・・・そんな気持ちはずっと持っていたのですが、誰かが一緒でないとオッカナイ。
・・・だからと言って、栃木ハンターは決してカラオケ女を金で買うことはしない。
だからついつい、週末は広州市内で中華を食べて、ホテルで過ごして終わってしまう。
まずはこんな『ルーチン週末』から壊さなくては!!!

(地下鉄1号線で「体育中心」から「広州東駅」へ)
栃木ハンターは弱虫、意気地なし。他力本願、一人では何もできない。
「土地勘が無い」「言葉が通じない」・・・それがそんなに怖いのか?

(広州東駅から深セン行きの列車に乗る。)
中国に来て、意気地なしになっちゃった。
そんな栃木ハンターが大嫌い!こんな自分は『ハンター』じゃない。
行くぞ!ぶっつけ本番で『香港』へ!
(D7093 和湝号 : 広州東駅から深センまで約1時間)
広州東駅で、深セン行きの切符を買います。 二等席で75元。
全席指定のこの列車「和湝号」が時速180kmで深センまで連れて行ってくれます。

しばらくの間、「世界の車窓から」を楽しみます。
広州市内中心部ではわからなかったリアルな中国を見ることができます。

見たことがない街を、いくつも越えてゆきます。
この辺りまで来ると、広州のようなスモッグは無くなります。

着いた!!!
広州東駅から約1時間、深セン駅に到着です。
深センに着いたことだけでも満足してしまいそう。
でもダメです。今日の目的地は「香港」なのですから。

香港へ行くためにはイミグレーションを通り、中国を出国、香港に入国をしなくてはなりません。
「香港 HONG KONG」という矢印を頼りにひたすら進みます。

無事に中国を出国すると、中国と香港の国境に位置する川を渡ります。
左側が中華人民共和国、右側が香港です。

ふぅっ、なんとか無事に香港に入国。
中国人はすごく並んでいましたが、外国人は意外とすんなり通れます。
(普通は逆じゃない?)

あの光の先に香港の土地がある。
他力本願の皮を破った喜びで感無量です(涙)。

ここは香港-羅湖駅。
ぶっつけ本番、何の調査もしてこなかった栃木ハンターは海へ向かいます。


『案ずるより産むが易し』。
中国よりも香港の方が楽、安心。全ての文字に英語が併記されているから。
・・・そうですよね、もともとイギリスの植民地ですものね。
列車のアナウンスだって「Next Station is ・・・」と言ってくれる。

またしばらく「世界の車窓から」。
iPhoneで韓国ドラマのサウンドトラックを聞きます。「春のワルツ」が似合うかなぁ。

羅湖駅から約1時間、『紅磡(Hung hon)』駅に到着しました。
香港は中国よりも全然きれいだし、安心感タップリ。
余裕の旅でした。

暑いけど、空気も環境も綺麗。中国とは比べようもないくらい。
外国人(自分も)が沢山歩いていて安心。

街並みも香港、ジャッキーチェンというイメージ。
車も中国のようにクラクションをバンバン鳴らさずに、非常にマナーがいいです。

海まで歩いてみました。
案内盤もしっかりしていて、初めての外国人でも安心して動けます。

一人で何処にでも行ける!!!
行けないのは怖がっているだけ。
言葉がわからなくても、土地勘がなくても、そんなことは関係ない。
重要なことは挑戦すること。
香港の海辺に座りながら、そんなことを考える栃木ハンターでした。