久しぶりの鉾田 - 心のマイ・ホーム・タウン。
前世の私は、きっとこの街で生きていたに違いない。
空気が、風が、大地が、全てが俺を温かく包み込む - そう、もう逢えない母親の愛のように。


ドライブイン ぐんじ
茨城県鉾田市串挽1173
0291-32-4132

カランッ、カランッ - いらっしゃいませ。
そんな声に、俺は微笑みで返す。


俺の場所 - 定位置はここだ。
日焼けした畳に、日焼けした肌の男が座る。
即座に煙草に火を付け、見慣れたメニュー表をチラリ。


注文は・・・ふっ、もうお分かりでしょう！
ひとつだけフォントが違うメニュー！そうだ！『マーボー定食(840円)』に決まり！！！

簡単なことです。
他のメニューが明朝系の標準フォントであるに対して、このメニューだけはゴシック！しかもボールド！
この料理が『一流』であると告げているに違いないのです。

準備はいいですか？
それでは行くゼ！Come on！Here we go ！！！


ぐはぁぁぁっ！目玉が潰れるほど美しいビジュアル！
こちらが『マーボー定食(840円)』 (MSゴシック ボールド)です。


いかがですか？まるで金色の海に浮かぶ流氷のよう。
これほどの芸術品を口の中に入れられる！老人に生まれた喜びを噛みしめる瞬間！

いただきます。


ポロッ・・・眼球と頬が同時に落下する。
俺は、この旨さに耐えられなかったようだ・・・。

死ぬほどメチャクチャ美味し～い！！！

オンザライス！
最高の完成度のマーボー豆腐が、最高の炊き加減の御飯を包み込む。
これを芸術と呼ばずして何と呼ぼう。

そして・・・。


師匠の注文した『生姜焼き定食』も素晴らしいの一言！
この店は最高です！正しくキング・オブ・マイナー店！！！

ありがとう。
ごちそうさまでした。

少し寒くなった鉾田の街を、栃木ハンターは歩いていた。
日が短くなり、徐々に『冬』が近づいてくることを実感する。
ふと見上げると、そこには暖かそうなラーメン店の姿が。


ラーメン ガキ大将 (鉾田駅前店)
茨城県鉾田市塔ケ崎8-1
0291-34-7400

実は、この店には少しだけ思い入れがあるのです。
若き日の自分と今の自分と重ねあわせ、私は苦笑いを浮かべる。
早速内部にエントリー。


店内に漂うのは『侘び寂び』。
接客レベルが最低な若いアルバイターが、無言で水を置いてゆく。ゴンッ。
ふっ、俺は俯いたまま再び苦笑い。


注文は『角切りチャーシューメン(味噌)』に決定。

個人的に、鉾田市で一番美味しいと思っているラーメン店。
久しぶりに登場するラーメンは、相変わらす私の心を射止めるのか？

Come on！Let's ハンタータイム！！！


はい！こちらが『角切りチャーシューメン(味噌)』。
スープが冷めないように温められた丼、溢れ出す芳醇な味噌の香り。
第一印象はパーフェクト！！！


合計100gと書いてあった角切りチャーシュー。
ゴクッ、こいつは美味そうだ！

いただきます。


ぐぅあがぁぁぁぁっ、メチャクチャ美味し～い！！！

モチモチの太麺はスープと完全に融合し、適度な歯応えが最高！
スープも濃すぎず塩っぱすぎず、ベストバランスで仕上げられている。
チャーシューの旨さは日本一！(「日本一のチャーシュー」を宣伝文句とするこちらの店よりも100倍美味しい」)

心の底から美味しかったです。
ごちそうさまでした。

ラーメンガキ大将 鉾田駅前店 （ラーメン / 新鉾田駅）
夜総合点★★★★☆ 4.5

最近はすっかり茨城県グルメブログになっている(汗)。
本日も鉾田市舟木というグルメ激戦区から名店をご紹介しましょう。
こちらです。


四川ラーメン揚子江
茨城県鉾田市舟木50-26
0291-36-4617

外観は敢えて雑然とした雰囲気にすることで、アマチュアを寄せ付けない雰囲気を創り出している。
この店はデキる！久しぶりにそれを強く感じました。
早速内部にエントリー！


いやぁ～店内も素晴らしい雰囲気です。
まるで倉庫の中にテーブルが置かれていて、その中で飲食するかのようなイメージ。

よく、雑然と装飾品が飾られているが、トータルで何を伝えたいのかわからない店があります。
その点において、この店のコンセプトは非常に明確。全体が完璧に『倉庫』を演出しているのですから。

さて注文は、この店の看板にもなっている「四川ラーメン」をいただきたいと思います。
あっ、あれ？


「四川ラーメン」の文字が何処にも無い・・・。

何故？ではこの店の売りは何なのか？
それを店主に尋ねると、「全てがオススメである」ことを前提に、以下の様な話(ヒント)を教えてくれた。

この店で準備している麺・スープは大きく分けて2種類。ひとつは「担々麺用」、もうひとつは「その他ラーメン用」。
本当は一種類に統一したかったのだが、どうしても加水率や味の深みに妥協が出来なかったとのこと。

ありがとう、店主。
私のチョイスは決まりました！

担々麺 (胡麻辛子ラーメン)！！！

はい！前置きが長くなりましたが、こちらが『担々麺 (胡麻辛子ラーメン)700円』です。
胡麻の香ばしい匂いに店内が包まれます。


説明を忘れましたが、この挽き肉も担々麺専用に仕込まれたもの。
どこから仕入れているかは聞きませんでしたが、仕入先を限定している程のこだわりようなのです。
それではスープを一口。


ふぉぉぅ！

口に入れた瞬間に広がる胡麻の風味。
適度に固形を残す胡麻を高濃度に含んでおり、それが小気味良い喉越しを演出している。
そしてキリッと引き締まった辛さに汗がにじむ。
美味しい！

それでは担々麺専用の麺をいただいてみましょう。


ふぉぉぅあぁぁぁっ！！！

強烈な弾力！
芳醇な胡麻、そして肉汁が凝縮された挽き肉と相まってパーフェクトな旨さを創り出している！
美味しいです！店主の「担々麺」にかける思い入れが100%伝わりました。

ごちそうさまでした。


同行者は『五目チャーハン』を注文。
こちらも普通に美味しかったですよ。


間違いない！
看板に書いてある「四川ラーメン」の文字。これが表しているのは『担々麺』のことだ！

四川ラーメン揚子江 （中華料理 / 鹿島旭駅）
夜総合点★★★★☆ 4.5